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 第3回 enNetforumセミナー 開催概要

第 3回 enNetforumセミナー
イントラネット苦難の時代の企業ネットワーク像
−次世代のセキュリティ対策と加速され るユビキタ ス・ワークスタイル
〜『守るセキュリティ』から『ビジネス改革を推 進するセキュリティ』へ〜
(結果概要)

下記の内容で第3回enNetforum セミナーが開催されました。



■開催概要
日時 : 2005年2月17日(木) 13:30〜17:30 (受付・展示開始13:00〜)
会場 : 海運クラブ 2Fホール
主催 : エンタープライズ・コラボ レーション・ネットワーク・フォーラム
(事務局:株式会社インターネット総合研究所)
http://www.ennetforum.org
後援 : ソフトバンクパブリッシング 株式会社
ご協賛企業 (enNetforum会員企業):


サー ドネットワークス株式会社


ジュ ニパーネットワークス株式会社

トー メンサイバービジネス株式会社


日 本電気株式会社


株式会社ネットマークス

横 河電機株式会社
■プログラム

13:30〜14:15(45分) 基調講演

− 進む 変革の実態と企業情報システムに求められること−
ユビキタス的ワークスタイルの知られ ざるインパクト                       (プレゼン資料なし)

 モバイル・インターネット キャピタル株式会社 代表取締役社長 西 岡 郁夫 氏(元 インテル(株)会長)

 顧客・市場のニーズが多様化し、ビジネス環境がめまぐるしく変わる現代に活躍するビジネ スパーソンは、変化を適切なタイミングで捉え、素早く対応することが必要である。”ユビキタスコンピューティング”は、いつでもどこでも必要な時に必要な 情報にアクセスしながら業務を遂行することを可能にするものであり、活用することで変化をビジネスチャンスへと結びつけて企業成長の原動力とすることがで きる。
 基調講演では、講師ご自身がPCのモバイル利用を積極的に行われているという立場から、セキュリティのためにノートPCの持ち出しやリモートアクセスを 禁止する企業の動向に対して疑問を投げかけるとともに、ビジネス用無線LANなどのモバイル環境整備、新幹線でも出張先でもチャンスを逃さないワーカーの 意識改革など、ユビキタス的ワークスタイルの実現に向けた提言が述べられた。

14:15〜14:55(40分) セッション1

− 見え てきた新しい企業セキュリティ・・・『いっそみんな切ってしまえ』となる前に−
水平連携と垂直統合で実現するこれか らのセキュリティ・ソリューション

  株式会社ネットマークス ネットワークソリューション事業本部 担当部長 正木 淳雄

 セキュリティシステムの実現には、導入コストや管理負荷の増大が注目される。利用者に とっても、利便性が損なわれ、セキュリティリテラシなど新たなスキルが求められる。さらに、インシデント発生時の影響を恐れてネットワーク利用そのものを 制限するという発想につながりやすい。そこで、ネットワークシステムの円滑な利用を推進していくため必要となる、セイフティネットのように機能するシステ ムの例として、「検疫ネットワークシステム」が紹介された。また、それらのセキュリティ機能同士の連携や統合の方向性として、マイクロソフト社による NAP(Network Access Protection)、クオリティ社等によるSPC(Secure Profile Control)、シスコ社によるNAC(Network Admission Control)などの動向が紹介された。

14:55〜15:35(40分) セッション2

− 実効 性がない情報セキュリティポリシーに意味はあるのか−
ワークスタイル改革を促進する企業コ ンプライアンス実現技術

  日本電気株式会社 ビジネス開発本部 統括マネジャー 渕上 弘行

 企業セキュリティに関する問題点として、情報セキュリティポリシーを策定して も具体的なセキュリティ対策に落とすことが難しい、ルールを整備しても社員に遵守されにくい、といった現状のセキュリティ上の課題が示され、それを踏まえ て、情報セキュリティポリシーと個々のセキュリティ機能とを有機的に連携することにより、ポリシーの変更が現場のセキュリティシステムの設定更新に、また 現場におけるセキュリティ対策の変更がポリシー更新に、自律的に変換される新しいフレームワークが提案された。


15:35〜15:55(20分) コーヒーブレイク (本セミナー関連の展示コーナーを御覧いただけます)

15:55〜17:20(85分) パネルディスカッ ション
* 質疑応答あり

イ ン トラネット苦難の時代の企業ネットワーク
−『守るセキュリティ』から『ビジネ ス改革を推進するセキュリティ』へ−


コーディネータ 西 岡 郁夫 氏(基調講演者)


パネリスト 正木 淳雄 氏(セッ ション1講演者)



渕上 弘行 氏(セッ ション2講演者)



三浦 竜樹 氏( 株式会社アイ・ティ・アール アナリスト) 三浦氏の資料

 パネルディスカッションでは、基調講演、セッション1、2の講演者に加え、株式会社ア イ・ティ・アール 三浦氏、さらに会場からゲストとして株式会社栗菱コンピューターズ 芥川氏が参加され、企業におけるセキュリティに関する問題点、モバイルワーク推進上の課題当に関して、議論が行われた。

 まず、三浦氏より、企業の情報化投資については、新規システム構築等の戦略的投資は横ばいで、維持・運用等の定常費用が増加しつづけていること、特にセ キュリティ投資が増加していること、情報漏洩の平均被害額は2003年で3億4千万円、2005年には5億円まで増加する見込みであること、個人情報漏洩 の原因の6割は社内が原因であり、特に人的ミスやノートパソコンの盗難が原因などの現状が説明された。
その後、ディスカッションが行われ、
 ・企業においては情報漏洩に過剰に反応してモバイルを禁止している
 ・何か合った場合のエキスキューズとしてセキュリティ投資を行うが、効果の評価は行っていない
 ・情報管理は行っているが、情報リテラシーが低い経営層ほど情報アクセス権限が高い
 ・モバイルで決裁できるシステムを導入しても、決裁権限者がモバイルを利用していない
 ・中小企業ではセキュリティの取り組みも進んでいない
といった課題が挙げられた。それに対し、大企業・中小企業の経営者の意識改革、ビジネスマンのモバイル活用意欲の促進(モバイルワーカー化)、あらゆる情 報システムに組み込まれつつあるセキュリティ機能の連携、ユーザが意識しないでもセキュリティが保たれる仕組みの実現など観点から、積極的に議論が行われ た。
 その中で、enNetforumが設立した「モバイル・イントラネット・セキュリティ分科会」の活動が紹介され、 セキュリティ機能同士の連携により、 企業のセキュリティレベルを高めるとともに、セキュリティソリューションとモバイルを組み合わせたビジネスモデルを、業種に合わせて複数、策定し、企業に 提案していくことにより、安全かつ効率的なモバイルワークを推進する活動も紹介されている。
 最後に、むやみにモバイルやリモートアクセスを禁止するのではなく、適正にリスクを評価した上で、どこでも安全にモバイルワークを行えるユビキタス環境 を整備していくことが重要、ただしその前提として、その環境を活用してビジネスチャンスを逃すまいとするワーカーの意識改革とそれを促進するインセンティ ブの検討が必要、とまとめられた。


パネルディスカッションの様子