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Web2.0(その3) -使えば使うほど便利になる世界-
2006 0612
急進的な分散 (Radical Decentralization)
オライリーさんは、"What Is Web 2.0"の中で、"Radical Decentralization"として、
BitTorrentを挙げています。BitTorrentは、WinnyのようなP2Pソフトですが、利用者の匿名性を
保つ機能が弱いため、現在は、オープンソースなど違法性のない利用が中心だそうです。
Webサイトや昔のP2Pソフトウェアでは、人気があるコンテンツにアクセスが集中すると
レスポンスが低下し、それを改善するためには、コンテンツを保有する人がPCや回線を
増強したり、ミラーサーバを立てたりする必要がありました。

Webサイトや以前のP2Pソフトウェア
しかし、例えばBitTorrentでは、何らのコンテンツをダウンロードした人は、
そのコンテンツの一部を自分のPCに載せ、他人にダウンロードさせる仕組みとなっています。
このため、人気のあるコンテンツは、たくさんのユーザのPC上に載ることになります。

現在のP2Pソフトウェア
このため、「人気があるコンテンツほどアクセスしやすい」という、
不思議な(でも便利な)状況が生まれるわけです。
また、誰かがもっとコンテンツをダウンロードしようと、ディスク容量や回線を増強すれば、
他人からその人のPCにアクセスする場合の環境も増強されますから、
「自分のための行動が他人のためにもなる」というわけです。

「エンドユーザの欲求エネルギーで回る永久機関」
このような「使えば使うほど便利になる」という不思議な世界がオライリーさんのいう
Web2.0、「参加のアーキテクチャー(architecture of participation)」です。
個人的には、「エンドユーザの欲求エネルギーで回る永久機関」と考えています。
企業の中でも、「現場の社員の欲求エネルギーで回すシステム」を構築できるかが
カギではないでしょうか。
投稿者 事務局 遠山 : 2006年06月12日 17:42
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