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第3回研究会報告-Web2.0による企業の変化-その1
2006 0630
今回は、講演いただいたドリコム内藤社長、IRI-CT篠田氏に、NEC福岡もパネラとして加わり、
「Web2.0と企業の変化」について、座談会を行いました。
今回は、ブログにて、報告を行いたいと考えております。
座談会の冒頭、福岡パネラによるプレゼンが行われ、「企業でWeb2.0の事業を行う
場合には、まず企業内の業務の中でWeb2.0を活用し、社員が体験することが必要。」
という発言がありました。
Web2.0はソフトウェアやサービスではなく概念であり、様々なWeb2.0的なものを体験する
ことで、初めて理解できるものと言えそうです。
また、社内ブログ推進の立場から、「企業に溜まったデータをどのように価値に変えて
いくが重要。現在、利用者500名を越えたソーシャルデータベースをどう活用するか。」
という課題も挙げられました。
閑散としていた社内ブログの活性化という目標を達しつつある現在、福岡パネラは
「成果の活用」という次の目標へと歩み出しているようです。
さらに、社内ではブログを中心としたマッシュアップの動きも見られ、「ブログは議論には
向かないと思われていたが、新着コメントをRSSにする機能を社内で開発したところ、
議論が活性化している。」ということでした。まさに、NECでは、ブログの導入および活性化
が社員にWeb2.0の体験をもたらしているようです。
ここで、Web2.0の提唱者であるティム・オライリー氏が挙げた「充実した利用体験
(Rich User Experience)」に話題が移っています。
内藤パネラからは、「ドリコムCMSでは、ユーザが書き込んだ内容を手軽にコンテンツ
として管理できる。マニュアルを見なくても使えるような分かりやすい操作性、ユーザ側
の初期作業がほとんど必要ない手軽さが大切。」という発言がありました。
※CMS:コンテンツ・マネジメント・システム。
また、篠田パネラからブログの構造について、「ブログの世界では、特定の話題を
中心とした『かたまり』が無数に存在する。それが『ブロゴスフィア(blogosphere)』
である。」という説明がされました。
これに対し、内藤パネラより、「社内の誰かが興味のある話題をブログに書くと、
他の社員の知恵がそこに集まってコンテンツができていく。ただし、雪だるまのように
大きくなるものもあれば、まったく転がらないものもあり、その取捨選択もまた、
社員の集合知と言える。」という発言がありました。
まさに、これがブログがただの日記ではなく、Web2.0の重要な要素である理由と言えそうです。

なお、福岡パネラより、「ブログは情報発散装置であり、議論が発散していくものである。」
という発言もありました。自然に意見がこぢんまりとまとまるシステムより、どんどん発散
していく中で、自分の答を探すシステムの方が確かに、Web2.0的かもしれません。
さらに、内藤パネラからは、「ブロゴスフィアの中だけでは答は出てこない。どこかの部分で
ブログスフィアをピックアップし、現実の世界と結びつけることが重要。」という発言が出て
います。社内ブログで出たアイデアや意見を実世界のビジネスに結びつけていくことにより、
現実的な解、すなわち企業としての成果が得られるのだと思われます。
(次回につづく)
投稿者 事務局 遠山 : 2006年06月30日 15:03
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