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第3回研究会報告-Web2.0による企業の変化-その2
2006 0704
座談会の報告の続きです。
社内ブログに関しては、福岡パネラより、「前回の研究会でも挙げられたが、
結果だけでなく、プロセスを共有することが重要。ストック型、フロー型
の情報システムがうまく連携していくことが重要。」という発言が出ました。
また、内藤パネラより、「ブログには、過去の自分の考えや方針が蓄積されており、
その変遷を見ることで、今まで自分がどのように対応してきたかを把握したり、
軌道修正に役立てたりできる。」という発言も出ています。
ブログでは過去の経緯も時系列的に記録されるため、ストック型の情報システム
としての期待も高いようです。ただし、ブログ・コンテンツの情報検索機能に
関してはまだまだ、という意見もありました。
ここで会場より、「情報をネットワーク上にアップすることが一般的になっているが、
ブログを書いているだけで時間を費やしてしまう人が出てこないか。」という質問が
ありました。
これに対し、福岡パネラより「雑談に走って仕事をしなくなるという不安はあったが、
衆人環視のためか、今のところ、問題は生じていない。むしろ、メール等と異なり、
コメントがうれしいなどのモチベーションがある。」との回答がありました。
内藤パネラより「集合知」のお話がありましたが(前回参照)、多数の同僚が
見ていることによりモラルが保たれるという効果もあるようです。
また、内藤パネラより、「ブログにはモチベーション・マネージメントの効果もある。
自分の意見を言える環境、それが上に伝わる環境で働くことは、業務効率を上げる
効果も期待できる。」という効果を挙げた上で、「ブログでも、誰もが自由に発言
できるシステムを導入するという「リスク」が生じる。オープンソースにしろ、
ブログにしろ、経営者が導入のリスクを認識し、承認することが必要。」という
発言が出ています。
ベンダ企業がブログの良い点だけでなく、問題点もきちんと提示し、経営者は
企業改革のためにリスクを敢えて受け入れる姿勢が重要ということでしょう。
企業における効果については、福岡パネラより、「権威ある人間が全てを決めるより
不特定多数の人が決める方が正しいことが多いと言う考え方がある。企業の中では、
信頼性が高い多数の人が集まるので、うまく機能するのではないか。ブログの運用
ルールを利用者で作成しようとしたところ、多数の参加者が集まり、すぐに制定する
ことができた。」という発言がありました。
ブログが電子メールのように社内に広がったとき、一定の信頼関係、価値観が
揃った人たちの参加により、オープンな世界とは違った効果が期待できそうです。
(次回につづく)
投稿者 事務局 遠山 : 2006年07月04日 11:03
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