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第3回研究会報告-Web2.0による企業の変化-その3
2006 0707
Web2.0の重要な影響として、福岡パネラより、マッシュアップに関して、
「SOAが進めばエンドユーザが自由に機能を探してマッシュアップすることで
情報システムを構築できるし、SaaSが進めばパッケージ販売・導入もなくなる。
大手SI企業はどのように対応するのか。」という発言がありました。
ここで事務局からもSaaSの例を示しました。何億もするような業務パッケージが、
Webブラウザさえあれば即時に利用でき、1ライセンス数千円で1名からでもOK、
しかも既存アプリとの連携も可能という、ロングテールで、マッシュアップ、
即体験可能という、まさにWeb2.0の世界でした。
業務パッケージ大手のSAPもSaaSに乗り出すようです。
これに対し、篠田パネラも「インフラの部分はハードウェアも含めて限りなく
ゼロに近づくのではないか。SI企業は新しいマーケティングの仕組みを考える
必要があるのではないか。」と発言しています。
しかし、現場の社員がインターネット上のWeb業務サービスを試用比較して、
自由に選べ、好きなようにカスタマイズして利用するようになると、
業務システムの導入・運用コスト、期間、リスクは大幅に減少しますが、
SI企業や情報システム部は本当に不要になってしまうのではないでしょうか。
ここで内藤パネラは、「APIの公開などに力を入れる企業は、社外の開発力
を活用する狙いもあるのではないか。Version開発当初からAPIを公開し、
世界中にいる利用者の力を利用して改善していく。マイクロソフトも
技術者のフォーラムを作って囲い込み、技術情報を提供するなど、
社外の技術者も巻き込んでいる。」と発言されています。
また、福岡パネラも、「囲い込む対象の外部の技術者の数は有限。
マッシュアップがうまくいっていないという情報もある。むしろ企業内部
において、組織の壁を越えた人材活用の方法として、マッシュアップの手法
を使えるのではないか。」という発言をされています。
すなわち、本当に、SOAやSaaSのようなWebアプリケーションやサービスが
きれいにマッシュアップされるためには、企業の情報システム部自体が
マッシュアッパーとなり、社外のSOA/SaaS事業者、Googleやマイクロソフト、
さらにオープンソースのコミュニティとも連携することが必須ということ
と思われます。

※SOA(サービス指向アーキテクチャ):業務処理を行う個々のソフトウェアを
「サービス」とみなし、複数の業務情報システムからその「サービス」を呼び出して
処理する情報システム構築手法。基本的には、Webサービスの技術基盤
(XML,SOAP等)を利用。
※SaaS(Software as a Service):従来のASPを拡張し、細かなカスタマイズや
既存アプリケーションとの連携を可能とした業務処理のWebサービス。
投稿者 事務局 遠山 : 2006年07月07日 13:25
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