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「創発」と社内ブログ・SNS
2006 0818
iUGさんのSNS(http://iug.typepad.jp/)で書いた内容ですが、こちらでも。
「創発」というのは、はてなでは「部分の性質の単純な総和にとどまらない
性質が、部分が組織化することによって発生すること。」とあります。
女王アリが命令するわけでもないのに働きアリが効率的にエサを集めたり、
鳥がきれいな群れをなして飛んでいるのは、実は個々のアリや鳥が
いくつかの単純なルールにしたがって無意識に行動している結果だそうです。
アリの話は、アクセンチュアの方のこの記事、
http://www.atmarkit.co.jp/im/cpm/serial/emer02/emer02b.html
創発をマネジメントに利用した事例は、同じ方のこの記事が面白いですね。
http://www.atmarkit.co.jp/farc/rensai2/emer01/emer01a.html
「創発」をブログで考えると、以前、紹介したブロゴスフィアですが、
http://www.ennetforum.org/blog/toyama/web20/web20_1.html
ブロガーが、
・いま一番興味がある分野の日記を書く
・いま一番興味がある分野の日記にコメントを付ける
・いま一番興味がある分野の日記を引用し、トラックバックを送る
という単純なルールを守れば、ブログ同士のリンクによりブロゴスフィア(話題の塊)が
大きくなります。
すると、初めて立ち寄った人がブログをながめても、玉石混淆の情報の中から
いま一番、旬の話題を簡単に見つけることができます。
これは「創発」といえるのではないでしょうか。

しかし、それぞれのブロガーが「自分がオリジナル」と主張したくて、
他人の日記を引用せずに日記を書くと、相互リンクのないバラバラな日記が
乱立することになり、ブロゴスフィアはできませんね。
上記の3つのルールを守るだけでも、効果がありそうです。

さて、アリと鳥ですが、行動は似ているものの、その効果は異なります。
鳥の群れの方は、危険を早く察知したり、先頭の鳥が風除けになって、
効率的に長距離を飛行するというように、群れに参加している鳥が直接、
恩恵を受けるものです。人間では、コミュニティの助け合いに例えられますね。
これに対し、アリの「創発」は、女王アリを頂点とする組織に最適な結果を
もたらすもので、会社のために働く社員に似てますね。
経営者がいくつかのルールを社員に提示し、「これさえ守れば、社内ブログに
何を書いても良い」と言う。社員はルールの意味がよく分からないが、
とにかく守って社内ブログを利用していたら、気づかないうちに会社の利益が
上がっていた、という「創発」効果は実現できないでしょうか。
なお、富士通総研さんのWebページで、「ブログ・SNSの創発的特性と組織への
インパクト」というレポートが公開されてます。
http://www.fri.fujitsu.com/jp/modules/report/list_04.php?list_id=10634
上記の意味での創発とは、少し違うようですが、参考となるデータが満載です。
投稿者 事務局 遠山 : 2006年08月18日 22:52
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