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社内ブログ・SNSによる企画業務支援
2006 0906
石井淳蔵さんの「マーケティングの神話」に興味深い話が載っています。
「静御前」というヒット商品の静かな洗濯機、、ユーザニーズを反映した商品と思われがちですが
実はユーザにとって「静かな洗濯機」というのは重要な課題として挙がっていなかったそうです。
著者は、ユーザは洗濯機はうるさいのが当たり前と思って使ってるので、ニーズを聞いても
「静かな洗濯機」が上位に上がらなかったのではないかと推察されています。
ユーザニーズを聞いて商品を開発しても、実際には買ってくれないという話はよく聞きます。
「あったら良い」と「なければ困る」の差は大きく、これだけ商品やサービスが充実した現在、
「なければ困る」というニーズは掘りつくされ、あってもユーザ自身が気がついていないのでしょう。
本書では、ユーザニーズを掘り起こす際に、聞き手が誘導したり、「なぜ」を連発するのは良くない
と書かれています。「こういのが好き」という答に対して、「なぜですか?」と聞かれても困りますね。
むしろ、企画側の組織におけるコミュニケーションが重要であり、ちょっとしたユーザの言葉や
気になったことを組織内でうまく共有し、繋ぎ合わせて、隠れた命題を導き出すことが重要と
されています。
最近ではコールセンターでの顧客の声から情報を抽出するシステムが普及していますが、
スタッフが気になった顧客のひと言を拾い上げ、社内ブログ・SNSの中に放り込み、みんなで
顧客の潜在的ニーズの想定を行っていくことは有効かもしれません。

会議など、決められた時間内のリアルタイムコミュニケーションは、ブレインストーミング的に
アイデア出し合ったり、短い時間で物事を決めるのには適していますが、会議が終わると
検討も終わってしまったり、後でアイデアを思いつくことも少なくありません。
社内ブログ・SNSは、投稿同士を自在にリンクできる断続的コミュニケーションシステムであり、
誰かが放り込んだ切片(ヒントやアイデア)に対し、別の誰かが新たに切片を持ち込んだり、
以前、放り込まれた切片を思い出してリンクしていき、ユーザの心の底に隠れた命題を想定して
いくことができそうです。

※「即時性」については、「即時」の場合、「リアルタイムで話せる」という正の特性と「相手が
捉まらないと話せない」という負の特性を併せ持つため、○×表記をしていません。
投稿者 事務局 遠山 : 2006年09月06日 15:08
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