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第6回SNS, blog, RSS, Wiki等業務改革研究会 パネル概要
2007 0418
遅くなりましたが、第6回SNS, blog, RSS, Wiki等を活用した業務改革研究会の
パネルディスカッションの結果概要を報告させていただきます。
今回はパネラとして、事例紹介をいただいたウノウ社の新井さん、Wikipedia日本語版管理者
の澤山さん、グローバル・アイディー社の稲田さん、NECの早野さんにご参加いただき、
「WikiとWeb2.0的ワークスタイル」について、ディスカッションしていただきました。
また、Wikipedia創始者のJimmy Walesさんにも適時コメントを頂く形としました。
(クリックすると続きを表示)
まず、早野パネラから「Wikiと信用モデルについて」というプレゼンをいただきました。
緩やかな信用モデルによる参加の促進や、情報の「出し手」と「受け手」をリンクさせる
ツールとしてのWikiへの期待についてご説明いただきました。
次に、稲田パネラからは、Wikiを利用したグループウェア「Inbiz2.0」をご紹介いただきました。
Wikiの概念を利用してワードと同じ感覚で誰でも使える仕組みや、日報、プロジェクト管理、
顧客管理などの機能の編集がシンプルなことが特徴とのことでした。
澤山パネラからは、運営にあたっての苦労やWikipediaのユーザとしての来場者への
要望などをお話しいただきました。なお、情報の「出し手」と「受け手」の課題に関しては、
澤山パネラから、Wikipediaでは各記事にノートと呼ばれる「ディスカッションページ」があって
情報に対する要望を提示可能であること、また記事が書かれていない情報は赤い字で
表示されることから、それらの機能をうまく活用することで対応可能ではないか、との
ご意見がありました。
さて、ディスカッションではまず、Wikiの特長として、「ブラウジングが容易」、「カスタマイズも
容易」、「履歴が記録されるため、何かあればすぐ元に戻せる」という点を挙げ、これにより
企業内での情報共有が促進されるかという質問をさせていただきました。

これに対して新井パネラからは、実際には社員がWikiに書き込んでくれたらラッキーという
レベルであり、Wikiを入れるだけで情報が共有されるものではない、ただし社内ではWikiの
記事の向こう側に誰がいるかわかるため、社内コミュニティ内の信頼関係により利用が
広がっていくこともある、という意見をいただきました。
また澤山パネラから、コミュニティの形成という観点では、誰かがWikipedia上で呼びかける
ことにより記事の内容が増えていったり、リンクを張りたいなどの要望が増えたりして広がって
行くパターンが多いとの意見がありました。
稲田パネラからは、企業内でのWiki利用においては、まだみんなが編集するというところまでは
達していないため、現状では辞書としてルールを決めて運用することが重要ではないかという
ご意見もいただいています。
客席におられる方にもWikiの特長、メリットについて伺ったところ、情報を探す時間の短縮に
有効という意見がありました。情報をファイルサーバーにファイルとして格納しているが、
大規模になっていくとフォルダの構成が複雑になり、必要な情報を探すために時間がかかる。
大企業になるとそのための時間を社員数にかけると無視できない数字になるが、Wikiはそこを
削減できるのでは、というお話でした。
また、Jimmyさんからは、Wikiは企業におけるコラボレーションに役立つ要素として、迅速に
情報共有環境を構築できることや、Wikiの履歴機能を活用した変更点のモニタリングなどを
挙げていただきました。
次に、Wikiはイニシャルコンテンツを書く人がいて初めて利用と参加が進んでいくものであるが、
それは現状としてどのように行われているか、またどのようにすればイニシャルコンテンツの
作成を促すことができるかについて、パネラに伺いました。

これについて澤山パネラからは、イニシャルコンテンツによりその後のコンテンツのイメージが
見えてくれば、実際にみんなが参加する流れが起こるということでした。稲田パネラからは、
最初は管理者が書くか、ルールを決めて運用していくことが必要というご意見をいただきました。
以上のように、現状ではWikiは企業の業務を効率化する可能性はありますが、導入するだけで
社員全員が参加してコンテンツを作るようなWeb2.0的な効果を得られるものではなく、
・情報を出してもよい社員と情報が欲しい社員とをWikiでいかにつなげるか
・Wikiを通じて社内のコミュニティを広げ、その結果Wikiも充実するというサイクルを
いかに回していくか
・方向性や完成イメージが見えるイニシャルコンテンツを書くノウハウを、いかに社員に
持たせるか
といった課題をクリアする必要があるようです。
(つづく)
投稿者 事務局 遠山 : 2007年04月18日 17:55
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