来る8月27日に、第二回EGMセミナーを開催することとなりました。
今回は、群衆の叡智の仕掛け人、テックスタイルの岡田さんをお迎えし、
クラウドソーシングなどをテーマに、社員の叡智を活用する方策を検討します。
また、東京ガスの情報子会社である株式会社TGネットワークさんにも、
事例紹介を頂きます。
お申込はこちらから。
来る8月27日に、第二回EGMセミナーを開催することとなりました。
今回は、群衆の叡智の仕掛け人、テックスタイルの岡田さんをお迎えし、
クラウドソーシングなどをテーマに、社員の叡智を活用する方策を検討します。
また、東京ガスの情報子会社である株式会社TGネットワークさんにも、
事例紹介を頂きます。
お申込はこちらから。
投稿者 事務局 遠山 :
先月のBusiness Blog & SNS World 08では、enNetforum/iUG/社内ブログ活用研究会の3団体で
パネルディスカッション「-先進企業に聞く!社内ブログ・SNS導入時の勘所とは-」を開催しました。
2008年5月30日(金) 15:00-17:30 東京ビッグサイト
<パネリスト>
enNetforum/日本電気株式会社 八田 光啓
enNetforum/日本電信電話株式会社 清水 健太郎
iUG/株式会社日立コンサルティング 小林 啓倫
社内ブログ活用研究会/株式会社CIJ 小林 美奈子
株式会社セプテーニ・ホールディングス 馬野 雅和
<モデレータ> 敬称略
株式会社Paperboy&co 河添 寛
異なる団体が連携することにより、新鮮な内容で議論ができたと思います。
次回は、enNetform EGM-WGのセミナーも企画したいと考えています。
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さて、枝松パネラからは、社内SNSを運営するためにユーザの力を借りた例が挙げられました。
社内SNSに版権キャラクターなどを掲載してはいけない理由を社内に投げかけてみたところ、
知的財産権などに詳しい社員が丁寧な説明を書いてくれたそうです。こうすることでナレッジも
蓄積されるし、EGM自体の運営にもEGMを活用することで、効率的に課題を解決できるという
事例と言えそうです。
また、中沢パネラからは、社員が経営の方針に対して、日記の中で意見を述べているのを目にした
トップが直接コメントで説明を返したということもあったそうです。経営メッセージが正確に伝わる
だけでなく、記事が社員の注目を集めることで、より多くの社員に伝わる効果もあったとのことです。

(クリックして続きを表示)
福岡モデレータからは、以前は中間管理職がトップメッセージを噛み砕いて部下に説明してくれた
が、現在は「Webに載っているから見ておいて」で済ませがちで、部下も右から左となってしまう。
ところが、EGMの友人が記事にすると気に留める、そのような性質がEGMにはあるとの指摘が
ありました。
中沢パネラも、「メールを送れば自分の仕事は終わり」という雰囲気が蔓延している組織において
は、一見無駄に見えるEGMのコミュニケーションにも、前述の経営メッセージの伝播のような重要
な要素が含まれていると述べています。
EGMは、ITの発展系のように思われますが、実はWebやメールなどの従来型ITにより阻害され
つつあるコミュニケーションを再活性化し、人を繋げたり、メッセージをきちんと伝える効果がある
ようです。
つぎに、福岡モデレータから、EGMのリスクがテーマとして出されました。これに対し、中沢パネラ
からは、一社でEGMを運営しているEGMをグループ会社に広げる場合、社外秘の情報をどのように
処理するかといった課題が生じると指摘がありました。また、戸上パネラからは、匿名掲示板では
誹謗中傷は確かに出ることはあるが、運営担当者が説明し削除しているうちに、やがてEGMが
荒れても自浄作用が働き、誰かが終息に向かうように働きかけてくれるようになったとのことでした。
ここで、会場より、「個人に対してならともかく、会社に対する批判的な書き込みはどうなのか?」
という質問があり、福岡モデレータからは、前向きに受け止めて改善していこうという姿勢で削除
しないが、実は裏でファシリテータが投稿者と飲みに行って表現を変えてもらうこともあるとの
コメントがありました。また、池内パネラからは、誹謗中傷などがあると、どんどん別の話題を書き
込んで流してしまおうという動きがあるとのことでした。
このようにEGMに関しては、ユーザも自主的にEGMの正常化に寄与するという、運営担当とユーザ
の壁を取っ払う効果もあるようです。
枝松パネラからは、会社の制度に関する問題を取り上げるコミュニティがあり、そこでのやり取りが
きっかけになって実際に制度が変更されたとのことですが、ポイントとしては、何でもすぐ修正する
のではなく、何がどのように問題なのか社員同士で話し合うことが組織の健全性を保つことに寄与
するのでは、というコメントがありました。
福岡モデレータから、EGMに関しては、場が出来て何かが生まれるのではという期待フェーズから
今まで話に出たような効果が実際に見えるフェーズに至る必要があるとのコメントがありました。
しかし、EGMの効果は、パネラの事例がそれぞれ異なっているように、企業の特性や環境によって
変わってくるものと思われます。それをうまくEGMの効果として一般化できるかが、EGM-WGの
役割かもしれません。
ここで、池内パネラからプレゼンいただきました。
池内パネラからは、高い山を作るためにはまず裾野を広げる必要があると考えてユーザ数、投稿数
を増やすように図ったが、それだけでは効果が上がらなかったため、EGM上で出たアイデアを
ビジネスやサービスに結びつけるサポートの仕組みを作られたそうです。その仕組みにより、実際に
成功例が出てくるとさらにEGMの活性が進み、また新たな成功例が出てくるという「正のスパイラル」
になってきているそうです。また、EGM上にソフトウェア公開プログラムを設置し、コミュニティを活用
した反復的な開発も行っているとのことでした。
なお、NTTのEGM「知恵の和」は、ボトムアップで立ち上がり、その後、上層部に認めてもらえる
ようになって、専任者を置いて運用できるようになったとのことでした。
戸上パネラからは、社内ポータル上に掲示板を導入し、その後、ブログ、共用備品の予約一覧表
など業務に必要な機能を集めた結果、社員のポータルへのアクセス率、アクセス頻度が上がり、
そこでブログや掲示板の更新を見つけると読みに行くという状況になっているそうです。特に、中間
管理職の方々も、日報の分析システムを入れて部下の営業状況を把握するようになってから
ポータルへのアクセス頻度も上がり、掲示板やブログにも目を向ける機会が増えてきたようで、
業務に直接的なメリットのある環境を作ることが重要とのことです。
福岡もモデレータからは、その辺の仕組みはビジネスインテリジェンスと言えるのではないか、との
コメントもありました。
最後に福岡モデレータより、今後、セクショナリズムで情報を抱え込んでいる中間管理職よりも
どんどん書いていく社員が社内に対する影響力を持つようになるかもしれない、日本の大企業は、
社内の組織の壁すら超えられていないが、今後は、派遣社員、関係会社、販売代理店、ビジネス
パートナーさらには株主などを含めてディスカッションできる場が必要となっていくのではないか、
enNetforumも、EGM-WGも、企業の壁を越えて新しいものを生み出せるように活動していので、
EGMを運営して悩んでいる色々な企業に参加いただきたい、とのコメントがありました。
今回は来場者の皆様から、「ぜひ続きを!」、「事例集を!」といった要望をいただきました。
また、近いうちに、何かできればと考えております。
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遅くなりましたが、3月11日に開催したEGM-WGセミナーのパネルディスカッションの概要を報告
したいと思います(他のサイトでも、既にしっかり報告されていますが)。
さて、今回のセミナーでは、携帯電話から投票できる集計システム(仮称:WOCシステム)を利用
しています。1から4までの数字を選ぶことで、会場でアンケートを行うことができますし、言葉を
入力することでタグクラウド(投票が多いキーワードほど大きなサイズで表示されるしくみ)で表示
することもできます。
(クリックして続きを表示)
冒頭でモデレータの福岡さんがパネルで取り上げて欲しい「キーワード」をお願いしたところ、
質問文などの長文を書かれている方が多く、タグクラウドにはならなかったようです。
■WOCシステム(仮称)で入力されたキーワード
「喧嘩目的の設定」、「個としてあるいみ無責任に発信された情報をビシネスとして利用する場合、
責任についてはどうなるのか?例えば、wikipediaの内容は客に説明できるのか?」、
「社内twitterでも機能する?」、「kmのいき詰まりを越えられる」「社員外従業員の利用」、
「情報漏洩」「障壁の乗り越え方」、「集まった情報の活用方法で具体的なもの」「実名か匿名か」、
「誹謗中傷炎上」「大企業情報管理」、「ビジネスインテリジェンス」、「大規模運用ならではの注意点」、
「仕事と遊びの区別」、「bi炎上誹謗中傷」、「秘匿性の維持とその呪縛からの解放」、「メリット」、
「投資効果の測定」、「中間管理職」、「失敗事例の原因」、「組織階層の必要性」、
「抵抗勢力の取り込み、または切り捨て」、「自由な情報発信」、「ガンダム」
つぎに、イノベーションを起こそうとするとき、参加者の所属企業・団体では、トップがアイデアを
持っていて社員に実行させるのか、アイデア策定から社員にやらせようとするのか、投票いただき
ました。投票結果は、以下の通りでした。
■携帯電話投票
1.トップのアイデアを社員が実現 39
2.社員のアイデアをトップが実現 43
ここで、浜屋さんから「『創発ウェア』としてのEGMの可能性」というタイトルでプレゼンをいただき
ました。「創発」というのは、多数の人やモノが集まることにより、全体として、個々の特性とは違った
特性が現れる現象ですが、組織の中でも社員がコミュニケーションを行うことにより「創発」の効果が
期待されるとのことです。
社員による「創発」は、現在話している相手以外の社員も潜在的な参加者としてコミュニケーション
の中に含めたり、組織の境界をあいまいにするなどにより促進されるため、EGMが効果を発揮する
と期待されますが、いつ何が生まれるか想定できない、無駄なコミュニケーションならないか、
といった課題もあるそうです。
福岡モデレータからは、浜屋パネラの「創発」においても、福岡モデレータの「偶発性」においても、
重要なのは人間関係であり、まず最初にゆるい社員の繋がりをたくさん作ることが重要というコメント
がありました。また、枝松パネラからも、日立でもSNSを立ち上げて4ヶ月後に中間報告会として
交流会を開催したところ、その関係がさらにSNSにフィードバックされたとのことで、リアルでの
つながりが大切というコメントがありました。
ここで、今度は丹野パネラからプレゼンをいただきました。まず、丹野さんが事務局を務めるiUG
(intra BLOG/SNS Users Group)の紹介の後、日本IBMシステムズエンジニアリング、某小売業
および総務省のEGMの事例紹介がありました。その中では、本来、確定するまでは出て来ない
不具合の情報が、疑わしい段階から交換できるようになったなど、具体的な効果が挙げられています。
これに関して福岡モデレータより、NECでもEGM上で、組織を越えて社員と社員が繋がるという
例があるが、そのきっかけが雑談の場合もあるとのことでした。また、中沢パネラからは、企業が
知らないことをいかにマネージメントするかが課題であり、あるスポーツ関連の企業からの仕事を
受けた際に、それに関連するコミュニティに相談してアドバイスをもらった例が挙げられています。
浜屋パネラからは、ブログ・SNSと創発に関する論文を作成したときに社内SNSに投げてアドバイス
をもらったが、関心が高い分野であったことだけでなく、女性メンバーが入っていたこともあったのでは、
と振り返っています。
このように、社員がEGMでつながることで新しい何かが生まれることが期待でき、実際に現場では
効果が出ている例もあるようです。ただしその繋がり自体は、仕事として作るものではなく、雑談で
あったり、リアルな交流会で出合ったり、女性メンバーが入っているから興味を持つというように、
インフォーマルな要因も多そうです。
(つづく)
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だいぶ、間が空いてしまいましたが、enNetforumでは以下の2つのセミナーを
企画中です。
○enNetforum/SSK共催セミナー 「モバイルビジネス 2008年以降の新展開」
カーナビ、WiMAX、MVNO、シンクライアントなどにより、モバイルビジネスが
今後どのように変わっていくのかを有識者の方々に語っていただきます。
SSKさんと共催ということで、有料セミナーとなっています。
【日時】2008年1月25日(金) 13:00開始 17:00終了
【会場】明治記念館 東京都港区元赤坂2-2-23 TEL (03)3403-1171
【費用】29,800円
【申込】http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_08016.html
○第8回SNS, blog, RSS, Wiki等を活用した業務改革研究会
EGM-WG(社内ブログ・SNS等運用課題検討WG)セミナー
現在、非公開で活動を行っていますEGM-WGの検討成果をもとに
セミナーを開催する予定です。次期は3月上旬を予定していますので、
アナウンスは1月末か2月頃になると思います。
内容は現在、詰めている最中ですが、ツールの話から一歩踏み込んだ、
中身の濃いディスカッションとなる予定です。
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研究会のプレゼン資料の公開を始めました。今回はslideshareというサービスを利用しています。
紙芝居的に見られる上、pdfのダウンロードも可能です。
http://www.ennetforum.org/meeting_200708.html
なお、遠山資料では、創発とアーキテクチャに関する例も追加してみました。
たいていの企業では、上司がうるさく言っても、社員はいうことを聞かないですよね。

(クリックすると続きを表示)
しかし、例えば、ブログの足跡機能に社長の足跡がついていると、「社長が見ているのか」
と思うと、やはり、社員は意識するのではないでしょうか。すなわち、自然に制御がかかる
わけです。

社長の方も、特に社員を制御しようと思わなくても、ただ興味を持って読んでいるだけで
よいわけです。もちろん、これが通用するのはまじめな社員だけですので、ハッカー的な
社員については、このしくみを設計する側に取り込むことが必要と思われます。
この辺もプレゼン資料に追加しましたので、ぜひ、ご覧願います。
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8月2日は研究会です。まだ間に合いますので、お申し込みよろしくお願いします。
社内ブログ・SNS等業務改革研究会の御案内
さて、研究会でも取り上げますが、企業2.0のカギとなります、社内ブログ・SNS、Wikiですが、
社内ブログ・SNSは、社員の人となりや人間関係を可視化することができます。

これに対し、Wikiは、社内の情報および情報と情報の関係を可視化できます。

今まで目に見えなかったものを見えるようにする、しかもどこからでもアクセスできるようにすること
が企業2.0につながると考えています。実は、典型的な日本企業は、欧米企業よりも、可視化の
恩恵を受けやすいのでは、と考えています。続きは研究会で。
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(つづき)
Wikiの企業での利用については、CMS(コンテンツマネジメントシステム)や、新製品企画時の
製品名や広報資料のチェック、自社で取り扱っている製品・サービスの社内周知などに利用
できると考えられます。これについて、パネラにご意見を伺いました。
(クリックすると続きを表示)
早野パネラからは、きちんとドキュメント化されていない事務処理について、社員が自分の行った
手順をベースにWiki上でマニュアル的に整理し、他の社員に参照させれば、業務効率化のメリット
も出るという提案がありました。また、商品企画などで意見を聞くために利用するには、誰に公開
するかという点で管理者の設置やアクセス制御機能などのセキュリティが必要となるという意見も
いただいています。
セキュリティの観点では、稲田パネラからは、紹介いただいたWiki製品ではIPによるアクセス制御
を可能としているということでした。また、新井パネラからは、Wiki本体だけでなく、Wiki内の個々の
情報レベルでアクセス制御を考えなければならないというご意見と併せ、大企業におけるP2Pでの
情報交換があっても面白いのではないか、というアイデアもいただきました。澤山パネラは、自身が
発信者になりうるという前提での社員教育が必要というご意見もいただいています。
これに対し、Jimmyさんからは、企業内で実装する場合、管理者やIT部門はセキュリティが過剰に
ならないように留意すべきという意見をいただきました。また、会社としてWikiで辞書的な機能を
構築する場合には、コンテンツが溜まっている既存のWikiをカスタマイズして導入することも有効
であるとの意見もいただいています。
来場者の方からは、プロジェクト単位で人が3~5年で出入りする環境では、次のプロジェクトに
流用できるノウハウや共通辞書といったアーカイブが必要で、Wikiはそのような利用方法に有効
であるというご意見、特定の事業所を閉鎖する際に、その事業を本体で継続する場合のツール
として有効、といったご意見もいただいています。
以上より、Wikiは、
・社員による情報共有やマニュアル、辞書の構築および参照に利用できる。
という「社員の社員による社員のための情報共有ツール」といったWeb2.0的な性格に加え、
・事業やプロジェクトの立ち上げや再編時に、過去のWikiコンテンツを利用できる。
というアーカイブ的利用により、節目による社内のドタバタを軽減し、スムーズな移行をもたらす
効果もありそうです。
また、Jimmyさんから指摘があったように、
・起業時や企業の新規事業立ち上げ時に、第三者が作成した関連のWikiコンテンツを
アーカイブとして利用できる。
という効果からはビジネスの匂いもしてきます。企業にWikiを導入する際に、他の企業で培った
ノウハウやコンテンツを移植する「ベストプラクティス」的なSIビジネスも想定されそうです。
(つづく)
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遅くなりましたが、第6回SNS, blog, RSS, Wiki等を活用した業務改革研究会の
パネルディスカッションの結果概要を報告させていただきます。
今回はパネラとして、事例紹介をいただいたウノウ社の新井さん、Wikipedia日本語版管理者
の澤山さん、グローバル・アイディー社の稲田さん、NECの早野さんにご参加いただき、
「WikiとWeb2.0的ワークスタイル」について、ディスカッションしていただきました。
また、Wikipedia創始者のJimmy Walesさんにも適時コメントを頂く形としました。
(クリックすると続きを表示)
まず、早野パネラから「Wikiと信用モデルについて」というプレゼンをいただきました。
緩やかな信用モデルによる参加の促進や、情報の「出し手」と「受け手」をリンクさせる
ツールとしてのWikiへの期待についてご説明いただきました。
次に、稲田パネラからは、Wikiを利用したグループウェア「Inbiz2.0」をご紹介いただきました。
Wikiの概念を利用してワードと同じ感覚で誰でも使える仕組みや、日報、プロジェクト管理、
顧客管理などの機能の編集がシンプルなことが特徴とのことでした。
澤山パネラからは、運営にあたっての苦労やWikipediaのユーザとしての来場者への
要望などをお話しいただきました。なお、情報の「出し手」と「受け手」の課題に関しては、
澤山パネラから、Wikipediaでは各記事にノートと呼ばれる「ディスカッションページ」があって
情報に対する要望を提示可能であること、また記事が書かれていない情報は赤い字で
表示されることから、それらの機能をうまく活用することで対応可能ではないか、との
ご意見がありました。
さて、ディスカッションではまず、Wikiの特長として、「ブラウジングが容易」、「カスタマイズも
容易」、「履歴が記録されるため、何かあればすぐ元に戻せる」という点を挙げ、これにより
企業内での情報共有が促進されるかという質問をさせていただきました。

これに対して新井パネラからは、実際には社員がWikiに書き込んでくれたらラッキーという
レベルであり、Wikiを入れるだけで情報が共有されるものではない、ただし社内ではWikiの
記事の向こう側に誰がいるかわかるため、社内コミュニティ内の信頼関係により利用が
広がっていくこともある、という意見をいただきました。
また澤山パネラから、コミュニティの形成という観点では、誰かがWikipedia上で呼びかける
ことにより記事の内容が増えていったり、リンクを張りたいなどの要望が増えたりして広がって
行くパターンが多いとの意見がありました。
稲田パネラからは、企業内でのWiki利用においては、まだみんなが編集するというところまでは
達していないため、現状では辞書としてルールを決めて運用することが重要ではないかという
ご意見もいただいています。
客席におられる方にもWikiの特長、メリットについて伺ったところ、情報を探す時間の短縮に
有効という意見がありました。情報をファイルサーバーにファイルとして格納しているが、
大規模になっていくとフォルダの構成が複雑になり、必要な情報を探すために時間がかかる。
大企業になるとそのための時間を社員数にかけると無視できない数字になるが、Wikiはそこを
削減できるのでは、というお話でした。
また、Jimmyさんからは、Wikiは企業におけるコラボレーションに役立つ要素として、迅速に
情報共有環境を構築できることや、Wikiの履歴機能を活用した変更点のモニタリングなどを
挙げていただきました。
次に、Wikiはイニシャルコンテンツを書く人がいて初めて利用と参加が進んでいくものであるが、
それは現状としてどのように行われているか、またどのようにすればイニシャルコンテンツの
作成を促すことができるかについて、パネラに伺いました。

これについて澤山パネラからは、イニシャルコンテンツによりその後のコンテンツのイメージが
見えてくれば、実際にみんなが参加する流れが起こるということでした。稲田パネラからは、
最初は管理者が書くか、ルールを決めて運用していくことが必要というご意見をいただきました。
以上のように、現状ではWikiは企業の業務を効率化する可能性はありますが、導入するだけで
社員全員が参加してコンテンツを作るようなWeb2.0的な効果を得られるものではなく、
・情報を出してもよい社員と情報が欲しい社員とをWikiでいかにつなげるか
・Wikiを通じて社内のコミュニティを広げ、その結果Wikiも充実するというサイクルを
いかに回していくか
・方向性や完成イメージが見えるイニシャルコンテンツを書くノウハウを、いかに社員に
持たせるか
といった課題をクリアする必要があるようです。
(つづく)
投稿者 事務局 遠山 : | トラックバック
第6回研究会の結果は現在、取りまとめ中です(遅くてすみません)。
実は、集合知のプレゼンを作っていたのですが、力不足でそこまで話を持っていけず、
Wikiだけで終わってしまいました。集合知の話はよく練り直して、次回、リベンジしたい
と考えています。
と書いている間に、事例紹介を講演いただいたウノウ 新井さんのブログで講演資料が
公開されていますね。
http://www.unoh.net/mt32/unoh-mt32-ja-tb.cgi/812
新井さんのような方が、一般の大企業にもどんどん入ってくると、企業も自然に変わる気がします。
投稿者 事務局 遠山 : | トラックバック
先週から第6回SNS, blog, RSS, Wiki等を活用した業務改革研究会
「WikiとWeb2.0的ワークスタイル」のご案内を開始しています。
Wikipedia創始者であるJimmyさんもお呼びして講演いただく予定です。
-----------------------------
enNetforum特別セミナー(無料)
Wikipedia創始者 Jimmy Donal Wales氏 来日講演
&Wiki事例紹介/パネルディスカッション
第6回SNS, blog, RSS, Wiki等を活用した業務改革研究会
-WikiとWeb2.0的ワークスタイル-
【日時】2007年3月20日(火) 13:30開場 14:00開始 16:35終了
【会場】泉ガーデンコンファレンスセンター
東京都港区六本木1-6-1泉ガーデンタワー7F
【申込】http://www.ennetforum.org/meeting_200703.html
-----------------------------
Wikiは、ただの使いやすい共同文書作成ツールと思われがちですが、実は色々な
マジックが隠されていると思っています。例えば、今回、企画に当たって、Wikiの例を
探してみたのですが、GoogleでヒットするWikiサイトを次々に中身をチェックしていく
作業が実に短時間で行えました。
Wiki上では、個々のコンテンツに関連した情報(メタ情報)が整理されており、目的や
繁閑の状況が一目で中身が分かります。企業でうまく利用すれば、情報探索を飛躍的に
向上することが可能と思われます。

そんなWikiの謎を解明できればと考えています。是非ともご参加よろしくお願いします。
投稿者 事務局 遠山 : | トラックバック
ブログシステムの調子が悪く、書込みが遅れまして申し訳ありません。
前回の研究会資料を公開しておりますので、ご利用いただけると幸いです。
http://www.ennetforum.org/meeting_200611.html
当日のディスカッションでは時間切れで先送りになりましたが、社内ブログ・SNSの導入効果に
関しては、今後、データマイニングに関しても、研究していきたいと考えています。

投稿者 事務局 遠山 : | トラックバック
第5回社内ブログ・SNS等業務改革研究会を以下の日程で開催します。
今回は、NTTデータさん、グローバル・アイディーさんにSNSの導入事例を紹介いただきます。
また、いつも研究会で課題として挙げられながら、具体的な解決方法を示せなかった
社内ブログ・SNSの導入効果の評価方法を提案します。これにより、経営者の方々に
社内ブログ・SNSの導入をアピールするツールになれば、と考えています。

なお、NEC福岡さんに、実際にNEC社内の中で社内ブログ導入効果を評価していただいた
結果についても紹介いただく予定です。企業の経費で導入するのですから、効果の評価は
必須ですね。この評価方法を来場者の方々と一緒にブラッシュアップできれば、と思います。
---------------------------------------------------------------------
【日時】2006年11月21日(火) 13:30開場 14:00開始 16:30終了
【会場】SDYホール 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-25-2 (代々木駅 西口より徒歩6分)
http://www.ennetforum.org/img/meeting/meeting-200611-syd_map.gif
【費用】無料(事前登録制)
【申込】http://www.ennetforum.org/meeting_200611.html
■ プログラム
13:30 受付開始
---------------------------------------------------------------------
14:00(35分)顧客向け企業SNS事例紹介 -SNSをビジネスで利用する方法-
グローバル・アイディー株式会社 代表取締役社長 稲田光造氏
---------------------------------------------------------------------
14:35(35分)社内SNS事例紹介 -NTTデータにおける社内SNS活用事例-
株式会社NTTデータ 金融戦略プロジェクト企画本部 竹倉 憲也氏
---------------------------------------------------------------------
15:20(70分)パネルディスカッション
-社内ブログ・SNS導入効果の評価方法-
パネラ:
日本電気株式会社 企業ソリューション企画本部
兼 インターネットシステム研究所 福岡 秀幸氏
グローバル・アイディー株式会社 代表取締役社長 稲田 光造氏
株式会社NTTデータ 金融戦略プロジェクト企画本部 竹倉 憲也氏
進行:
enNetforum事務局(株式会社IRIユビテック) 遠山 真
投稿者 事務局 遠山 : | トラックバック
ここで会場から、社内SNSを運営しているが定量的な効果測定方法がないかという質問が
ありました。
これに対し福岡パネラからは、現状としては利用者数が増えている、投稿数が増えていると
いうデータしか出ていないが、そこから事業に結びついているという数字、成功事例の数が
出せれば良いと考えていると発言がありました。なお、社内の風通しが良くなったというような
目に見えない効果もあり、その辺りも測れるようになればと考えているとのことでした。
池内パネラからも、上層部からは何が成果か問われるため、目に見える成果を出していく
必要がある、特許やビジネスに結びつけばと期待している、との意見がありました。また、
奈木野パネラは、近々、効果測定の機能を盛りこみ、事務処理的な業務に関する削減時間数
などを出したいという発言がありました。特に、目的を設定した上で、導入期と定着期に分けて
比較するとのことです。
結局のところ情報化投資ですから、経営者から何らの具体的な成果を求められるのは仕方あり
ませんね。具体的な導入効果に関しては、enNetforumとしても追求したいと考えております。

前回の研究会の報告は以上ですが、次回の研究会を11月21日に開催する予定です。
近々、案内を開始しますので、ぜひとも、ご参加をよろしくお願いします。
投稿者 事務局 遠山 : | トラックバック
ここで、中島コーディネータから、社内ブログ・SNS上の情報はどこまで守秘が必要であるのか、
情報管理の課題が出されます。
福岡パネラは、オープンにするか、クローズにするかは悩ましい問題であるが、情報発信の際、
上司の承認を不要とし、情報発信が自由できるようにすることが重要であると発言しています。
上司承認制システムでは従来と変わらず、企業のイノベーションを実現できないということでしょう。
また、本当はこのようなツールを利用して他社とも情報交換ができると良いとの意見もありました。
これはまさにWeb2.0的な発想であり、企業同士が競い合う前に、企業協力により市場を作ることが
重要というenNetforumの基本方針とも一致しています。
池内パネラは、イントラネット利用者のセキュリティは自由度が高く、社員以外の人のアカウントも
あるが、コミュニケーションシステムについては、社員以外も見られると情報発信が妨げられるので、
社員の認証を行っているとのことでした。また、グループ会社については、紹介制により参加を可能
としているとのことでした。
また奈木野パネラからは、部門だけでクローズ、研究所だけクローズなど範囲を区切り、それぞれ
のルールに従って運用することが必要との発言がありました。蓄積された情報をどうナレッジとして
活用するかという以前に、どのように蓄積させるかが先決。業務情報を無条件で出すことはありえ
ないが、意見は自由に出せるようにしており、今のところ問題も起きていないとのことでした。
中島コーディネータからも、自社でも社長から、新規事業化に関連しないアイデアであれば積極的
にオープンにするように言われており、アイデアをオープンにすることにより失敗が少なくなるとともに
実現もしやすくなるという意見がありました。この辺は、Web2.0のThe Wisdom of crowds"的な発想
に近いと思われます。
オープンな空間で発言を制限するか、クローズな空間とするかわりに発言の制限を緩くするか、
場合によって使い分けることが、アイデアや情報の発信促進のカギのようですね。

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ここで中島コーディネータより、社内ブログ・SNSに参加してほしい人が参加してくれているか、
参加してくれたとしてもどうやったらその人の知識を共有できるか、との問いかけがありました。
これに対して奈木野パネラからは、導入当初はとにかく何か書いてもらうことに苦労するが、
その内に良いことを書く人、ピントがずれている人などが出てくる、しかし本当に参加して
欲しい人は多忙なため参加は難しいという発言がありました。また、ベテラン営業の知識、
経験、勘所などはなかなか出てきませんが、何らのテーマを用意するなどのきっかけで
出やすくなる、との説明もありました。
次に、中島コーディネータより池内パネラに対し、社内コミュニケーションシステムにおいて、
コーディネータがどのように活躍していくか、その仕組みについて質問がありました。
これに対して池内パネラより、いくつかのコミュニティでは専任スタッフが手伝い、いくつかでは
熱心な人がいて自主的に運営するなど、コミュニティ毎に異なる状況であると説明がありました。
自身の業務に密接に関係しているコミュニティは比較的スムーズに運用されており、仕事と
直接関係ないコミュニティでコーディネータの役割を熱心に果たしている人もいるとのことでした。
ここで中島コーディネータより、社内ブログ・SNS導入企業では社員の成果の上げ方が変わって
きており、蓄積してきた経験知を社内ブログ・SNSでの発言やコミュニティのコーディネートという
形で会社に還元し、寄与するようになっているのでは、という推測が述べられました。
これに対し、福岡パネルは、高い知的生産性を求められ、かつ環境変化が早い業界は
社内ブログ・SNSが有効であり、NECでは80%は定常業務、20%は創造的な業務と設定されて
いるが、それを逆転させる可能性がある、と述べています。福岡パネラは前回の研究会で、
Web2.0企業は人事評価制度改革か、世代交代かどちらかが起きないと実現できないと述べ
ましたが、今回は、他の社員の役に立つ情報を出すことが業務として、また個人の業績として
認められるべきとの指摘もありました。
また、中島コーディネータより、ビジネスにおいてはアイデアをオープンにすることが重要であり、
自分の島の中に閉じこもっている人をどう参加させるかについて、パネラに問いかけがありました。
これに対し、池内パネラからは、コミュニケーションが活発な人は、例外なく本業も非常にできる人
であるので、参加は進むのではとの発言がありました。
以前、Web2.0の特集も行いましたが、インターネットやWebが企業や家庭まで広がった結果、
インフォーマルな情報共有が良し悪しに関わらず進展し、インターネットを駆使している人として
いない人の情報格差は著しいものがあります。企業でも同様に、知的生産性を求められるほど
社内ブログ・SNSの活用が必須となり、利用の有無による情報格差が拡大するかもしれませんね。

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大変、遅くなりましたが、第4回SNS, blog, RSS, Wiki等を活用した業務改革研究会
「ブログ2.0/ブロガー2.0」-社内コミュニケーションの将来像-のパネルディスカッション
の結果をアップいたします。
今回は、コーディネータとして、インプレスR&D インターネット生活研究所所長の中島さん、
パネラとして、事例紹介をいただいた日立製作所奈木野さん、NTT池内さん、およびいつも
ご参加いただいているNEC福岡さんに参加いただき、「ブログ2.0/ブロガー2.0」という観点で
ディスカッションをいただきました。
初めに、コーディネータの中島さんから来場者に方々に問いかけがありました。
ブログ、SNSを利用する環境があるか、の問いに関しては多数の方が挙手されたのですが、
利用状況に関しては、うまくいっていない方がかなりいらっしゃいました。来場者の方々も
課題を実感されていると思われます。
ディスカッションでは、まず中島コーディネータより、社内ブログでは書き込む人が特定され、
全体的に盛り上がらりにくい状況にどのように対応しているか、という質問が出されました。
これに対し、奈木野氏パネラより、ルーチン業務として利用していない場合は参加率が低い
場合もあるが、顧客の事例では業務日報的な使い方をしているために、ほぼ全員が使用
しているケースもある、とのことでした。業務日報では上司にアドバイスを求めることも多く、
上司がどのように返すかがポイントのようです。
また、池内パネラからは、特定の人の投稿の効果が高く、読み手側のニーズもあるが、
そのような状況ではニューカマーの敷居が高くなってしまう、その矛盾をどのように両立
させるかが課題ということでした。
そこで中島コーディネータより、偏りの解決には、システムではなくユーザの意識改革や
運営側の演出もしくは会社の制度やインセンティブなどが必要か、もしくは工夫を施しても
よく使うのは2割程度というパレートの法則は変わらないのか、という問いかけがありました。
これに対し、福岡パネラは、企業の全部門の全社員がweb2.0化する必要はないのではないか、
日々の業務に追われている多忙な社員はブログを書く余裕が無いのでコメントだけの参加でもよい、
という意見がありました。NECさんのブログでは、新規投稿よりコメントが多く(月に記事投稿 500、
コメント 2500)、また”へーボタン”でさらに参加しやすくしているという「システム面での工夫」
が施されているそうです。

「情報共有」を目的と考えれば「発言者」=「情報発信者」となるのは自然ですが、それでは
「コミュニケーション」という目的は達成できませんし、新しい人が参加しにくい。そこで、日常業務
に組み込んだり、手軽に参加できる仕組みを組み込んだりすることにより、参加者も増やすという
試みが効果的なようです。
(つづく)
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