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最適解の共有は最悪の結果をもたらす(?)
2006 0814
先週、避暑地からの帰り、高速道路で渋滞が発生していました。
カーナビの案内に従い、高速道路から降りて一般道を走りましたが、
案内ルートが頻繁に変わり、同じ道を行ったり来たり。
同じ道路を三往復した所で、カーナビの故障と考え、再度、高速道路
に乗ったところ、渋滞とは言え、比較的順調に帰ることが出来ました。
そこでふと気がつきましたが、都内のように出発点も目的地も
バラバラの状況であれば、カーナビの渋滞迂回案内は有効ですが、
高速道路のように何十万台もの車が同じ目的地を目指した場合、
同じ機種のカーナビは同じ迂回ルートを一斉に示すことになります。
当然、裏道にたくさんの車が詰め込まれ、カーナビはルートを修正する、
この繰り返しにより、同じ道を行ったりきたりさせられたと想定されます。
高速道路が比較的順調だったのも、カーナビが一斉に高速道路を降りるよう
指示したためと想定されます。

これは「最適解の共有は最悪の結果をもたらす」という事例と考えられます。
個々の企業が顧客確保のために競って提供するユビキタス的なサービスが、
社会全体では問題を引き起こす可能性があるということです。
例えば、今週末、最も素晴らしい景色を見られる観光スポットの情報を
インターネットの観光案内サイトや携帯電話、カーナビで紹介すれば、
大混雑になることが想定されますね。
また、地震予知情報が携帯電話やカーナビで提供されたら安心と思いますが、
デパート内で携帯電話が一斉に地震予知情報を通知したら、どうなるでしょうか。
高速道路で一斉にカーナビで地震予知情報を通知したら、どうなるでしょうか。
ユビキタス社会では、誰でも「タイムリー」かつ「平等」に情報を得られるべきと
思いますが、それが不幸をもたらさないように考えることが重要ですね。
この間、デパートの中で火災報知機のベルが鳴りましたが、みんな知らん顔。
私も「どうせ誤動作だろう。本当ならすぐに店員から指示がある。」と思ってました。
信頼性が低いゆえに、スムーズに機能するというのも皮肉な話です。
投稿者 事務局 遠山 : 2006年08月14日 12:29
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