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ゲーム理論とネット戦略
2006 0701
ゲーム理論とは、囚人のジレンマなんかで有名である。簡単に言うと、ある限定された状況の下で、プレイヤー(ゲームと捉えると)の行動が、合理的である場合、ビジネスの様々な事象を説明できるという理論である。ノーベル賞を取ったり、ジョン・ナッシュについて映画「ビューティフルマインド」がアカデミー賞をとったりと、ここ数年話題になっている。ゲーム理論を利用すれば、航空業界の値下げ競争についても、ある程度説明できる。ただし、ゲーム理論で説明出来るケースは、合理的な判断に基づいたビジネスであるため、ネット系の戦略などの一部は説明できないことが多いと感じている。
では、ネットビジネスの現場にゲーム理論は利用することができないかと、考えてみた。
例えば、アマゾンのWebサービスによる情報提供による囲い込みに他社が追随していないのはなぜだろう?ゲーム理論の同時ゲームで説明した場合、アマゾンと他のオンラインショッピングという対比で考えるとすると、アマゾンはすでにサービスを開始しているから、他社から見た場合は、やらないで利益を奪われるのであれば、Webサービスを開始するという選択肢しか存在しない。しかし、大手で始めているところはない。(2006年6月時点)アフィリエイト料率についても、追随できているところはない。
このケースについて、書籍という部分で限定して考えてみると、2つの可能性がある。ひとつは、Webサービスを提供しなくても、十分な利益を生み出しているのでやらないという選択肢が存在すること。もうひとつは、インフラ投資、権利問題等でのハードルが存在し、Webサービスによる情報提供が自社のビジネスに投資額に見合った収益をもたらすことが出来ないなどの判断が働いているという部分がある。この後者の場合は、通常ゲーム理論で言われている合理的な判断を超えた論理が存在するかもしれない。
投稿者 篠田 : 2006年07月01日 14:58
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