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NECにおけるイントラブログ・SNSの実践
2006 0607
私が所属するNEC 企業ソリューション企画本部では、Web2.0時代の新しい情報共有・コミュニケーションの仕組みとして全社共通のプラットフォームを構築するべく、2年近く前からイントラブログ・SNSを実践してきています。参加者達は、このブログ・SNSの活用により、非常に貴重なエクスペリエンスを積み続けてきており、ネットの世界で起こっている新しい潮流のミニュチュア版をイントラネット内で実体験することにより、素肌感覚で新しい潮流を感じとりはじめています。
このことは、enNetforumの第2回「SNS, blog, RSS, Wiki等を活用した業務改革研究会」(2006年3月2日)でも「社内ブログ活性化奮闘記」としてご紹介させていただきましたが、その後の状況の変化や新たに行った試みなども含めて、この場で少しずつご紹介させていただこうと思います。
【導入時期・目的・利用ソフト】
導入したのは2004年の9月で、ブロードバンドソリューションの新事業を企画開発する部署を中心に40人程度の有志で実験的に利用を開始しました。当初の導入目的はブログ・SNSとその関連技術の実証実験です。某ベンダーのご厚意でα版のソフトを試用目的で無償提供していただき、それを今日にいたるまで利用し続けてきています。このソフトは、IDとパスワードによって利用者の認証を行い、IDを持っていないと閲覧をすることも出来ませんでしたので、ブログというよりはSNS的な側面の大きいソフトです。
私は、ブログは「不特定多数に対する情報公開」なのに対して、SNSは「特定の相手とのコミュニケーション」と整理して考えていますが、ツールという観点からすると、最近はブログソフトのベンダーもSNS的な機能を組み込みはじめていて、それを「ブログ」と称して販売している場合がありますので、明確な線引きをするのは難しいですし、それにあまり意味があるとも思えません。ここでは、敢えて区別をせずに、ブログ・SNSとひと括りにして扱うようにしたいと思います。
【運用と管理】
サーバの運用はコストをかけずに完全にボランティアベースで行ってきました。コンテンツのバックアップを行うような体制もありませんでしたので、ディスクがクラッシュでもすればすべてのブログ記事が消滅してしまう、そんな状況で1年以上もの間、運用を続けてきました。ブログのIDを登録したりグループを作ったりすることの出来る「管理者」は、常に全利用者の1割程度存在していて、それらの複数の管理者達による”ゆるい”運営を行ってきた、というのが一つの特徴だと思います。
【利用者の増加、利用の活性化】
私自身は、2005年の5月に人事異動があり、それ以後このイントラブログ・SNSを活性化する羽目に陥ったのですが、当初の利用者数は100名程度で、オープンなブログとしては一日に1件の投稿があるかないかの開店休業状態、一部、クローズドなグループブログで情報共有に使われているという程度の利用状況でした。その後、イントラブログ・SNSを活性化するために様々な施策を繰り返した結果、クチコミで徐々に利用者が増加し、1年間で500人くらいの新しい利用者が使い始め、その1割強がアクティブな利用者として積極的な記事投稿を行うようになっています。
特筆すべきことは、利用者の増加は全てクチコミで行われており、トップダウンで業務として強制的に使わせるというような支持は一切行われていないということであり、この辺はmixiやgreeなどネット上のSNSの広がりと共通点があるかもしれません。このような現象は、日本の大企業の中ではこれまではほとんど考えられなかったことなのではないでしょうか。enNetforumの研究会でも、珍しい事例ということで、多くの方々に関心を持っていただけたようですので、今後このブログ上でも出来る限りオープンに情報公開をしていきたいと思っています。
投稿者 福岡 : 2006年06月07日 13:53
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